こんにちは。
小学校受験合格を目指して毎日がんばっていらっしゃるみなさま、お子さんの性格で気になることはありますか?
今日は、「小学校受験に向いている性格、向いていない性格はあるのか?」についてお話しようと思います。
私的意見にはなりますが、答えとしては、「向いている性格・向いていない性格は一概には言えない。」となります。
小学校受験を無事に乗り越えられた今だからこそ、感じたことをそのまま素直に書こうと思います。私と同じ悩みを抱えている方の励みに、少しでもなれば嬉しいです(●’◡’●)
合格した長男の性格
まず、小学校受験に合格した長男ですが、どのような性格かというと、「穏やかで優しい。ですが、かなりの内弁慶。」簡単に言うとこんな感じです。
そしてかなりの慎重さを持ち併せており、「自信なさげで声が小さく、間違うことをなぜかとても嫌う完璧主義者。」と言ったところでしょうか😶
ですが、小学校受験を乗り越え、そして年齢的なことも関係しているのか、現在は驚くほど積極性を持った子になったなーと本当に驚いています。夫が一番驚いております。
そして、積極的になった長男を思いっきりほめています。小学校受験をしなければ、今の息子の姿はなかったかもしれないと思うと、やってよかったとも思えます。
志望校の受験形態「ペーパー重視?」「口頭試問重視?」
わが家が第1志望校として選んだ小学校の試験形態は、「口頭試問が重視されている」でした。
ご存知の方も多いとは思いますが、この「口頭試問」…
わが家の長男のような内弁慶な完璧主義者的な性格の子には、とてもとてもハードルが高い…本当に高い高いハードルでした。
長男自身、自分の中で答えが出ていても、「間違えたくない」とか、「間違えたら恥ずかしい」とか、「合っているのかな…」という感情が先立ち、なかなかハキハキと答えることができないのです。
普段はもちろん、普通に声も大きいですし、本当に「普通にどこにでもいる少し恥ずかしがりやの子。」という感じで何の問題もないのですが、「口頭試問」となると、モジモジというか、フニャフニャ…とにかく覇気がなかったです。
ペーパーだと、できるんです。自信を持ってすぐに答えを書きます。間違えたとしても、「あー間違えたくなかったー!」と言うだけで、私が正しい答えの導き方を教えるだけでした。
ですが、口頭だと途端に自信なさげになっていました。「間違えたっていい!自分がどう考えたかを言ったらいいから!大丈夫!」「声だけは大きく出そう。先生に聞こえないから。」と何度も何度も言いました。一体何回言ったでしょうか。
私自身も何度も諦めかけ、ペーパー重視の小学校に志望校を変えようかと本当に悩みました。
この問題が一番、私の中で苦しかったです。「子どもの人格を否定することにならないかな…恥ずかしがりやの子に無理矢理やらせているのではないか…」と、母親としての普通の感情が押し寄せては、引いて…その繰り返しで、とにかく苦しい日々でした。
長男も同じように苦しかったのではないかと思います。「答えはわかっているけれど、自信を持てない。言えない。言ったら間違うかな…でもお母さんに言われるし…言わないといけないよな…」と、6歳なりに色々と苦しかったのではないかと思います。
内気な子でも口頭試問は乗り越えられる?
「乗り越えられます。」これだけは、本当に親子で乗り越えられたと自信を持って言えます。
長男のような内気で恥ずかしがりやの性格でも、ピークを受験本番に持っていくことができました。ですから、同じような悩みを持たれている方がいらっしゃいましたら、わが家の実体験をぜひ参考にしてください。
子どもが、こちらが思うようにハキハキとできなくても、受験本番の時にできたらいいんです。ピークを受験本番に持っていけるように、親としては、日々の子どもへの声掛けだけをやり続ける。
それしかありません。近道はなかったです。少しずつ少しずつできるようになればいいんです。
そしてできるようになっても、またモジモジしたり…一進一退のまま、少しずつ親子で進み続けるしかありません。
「自分の考えを述べることの大切さ」
私も、悩みすぎて、試験形態が長男に合う学校って他にあるのかなと色々と調べましたが、私が「この学校いいな✨」と思う学校は、なぜか「口頭試問重視」の学校でした(*゜ー゜*)
時代の変化とともに、「自分の考えを述べる」ということがとても重要視されてきているのだなと思えた瞬間でもありました。
「自分の考えを述べる」って、一言ですが、「答えを導き、頭で瞬時にまとめ、それを表現する力」が必要ですよね。これって、とてもとても難しいことです。
特に「表現する力」、これがとてもハードルが高いと思います。
日本は、「自分の考えをはっきりと言う」という場面も、外国に比べて少ないなとも思います。
私が学生のとき、英語圏の現地の公立学校で驚いたことは、多々あります。「自分の意見を臆することなくはっきりと言うのが普通。」という状況でした。
ですが、どちらが良い悪いではないと思います。「あまり自分の意見をはっきり言わない方が良い。」という場面もありますよね笑。「聞く力」も大切です。
少しお話がずれましたが、大人でも、自分の考えを相手に説明しようと思うと、「これでいいのかな?」とか、イマイチ自信を持てないという場面もありますよね。それをたった6歳の子に求める。普通に考えたら難しい…
私もわかってはいたのですが、こればかりは、長男と目の前のやるべきことをとにかくやり続けて、乗り越えなければならないと腹をくくり、毎日毎日、自信なさげな長男を相手に、同じようなやり取りが続いていました。
「歌唱」課題
長男の受験では「歌唱」がありました。
長男、できました。内気で恥ずかしがりやの長男が、本番ではできたのです。
試験本番のときなので、もちろん私は見ることはできていませんが、歌えた長男を想像すると涙が出そうになりました笑。本当に頑張った!
塾の模試のときには、恥ずかしくて歌えなかったと塾の先生から、聞いていました。模試から数日後、模試の結果を返却していただくのですが、先生は、私に、「大人でも嫌ですよね。恥ずかしがりやなのは決して悪いことではないんですよ。本番のときには歌えるように私たちもやっていくので、お母さん大丈夫ですよ。」と言ってくださいました。
この言葉を励みにしながら、なかなか人前で歌うことができない長男と、おうちで一緒にお歌の練習をしておりました。季節の童謡を一緒に歌うのです。春・夏・秋・冬それぞれの季節で2曲ずつは、歌えるようにしておりました。(「迷子の子ネコちゃん」は季節に関係ないですが、歌えるようにしておりました。)
必死に長男と練習している中で、ふと、「なんで私、こんな年になっても童謡歌えるんだろう(・∀・)」と笑。幼いころに歌っていたからだと思うのですが、歌唱も運動と同じで身に付けたことは忘れないものなんだなと思いました。(余談です✨)
「小学校受験」向いている性格、向いていない性格ってある?
色々とお話してきましたが、「ハキハキ!物おじしない性格」でも、わが家の長男のような「内弁慶!恥ずかしがりや」でも、試験形態が学校それぞれですので、「小学校受験に向いている性格、向いていない性格」なんて一概に言えないと思います。
普段は「ハキハキ!物おじしない性格」でも、もしかしたら試験本番のときに何かあって、普段の様子とは違うことになるかもしれません。子どものことです。ものすごい振れ幅で、なんでこんなときに?!というトラブルを起こすこともあります。
大切なことは、志望校を決めたのであれば、「その試験を乗り越えるために、試験本番まで何を毎日するべきか。」できることを毎日少しずつでも親子でする。
そして、子どものやる気や自信を、試験本番の時に最高のピークを持っていけるように、親である私たちがコントロールしてあげる。それだけだと思います。
小学校受験の合格は決してゴールではなく、親である私たちも悩みながら、子どもと一緒に成長していけたらいいかなと思います。その先に「合格🌸」できれば最高ですよね。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
コメント