こんにちは。
21回目の投稿です。
今日は、小学校受験に必須である、「巧緻性(製作・工作)」について、お話したいと思います。
1回ではお話が完結しないので、複数回に分けたいと思います🙂
小学校受験 「製作」とは?
「巧緻性(こうちせい)」を見られるものになります。
いわゆる、「手先の器用さ」ですね。
ですが、巧緻性をつけるために、「何をさせてよいのか、まずわからない」という状態の方っていらっしゃいませんか?
うちが、そうだったので💦
種類としては、
- ハサミで切る(直線・曲線・形)
- 手でちぎる(直線・曲線・形)
- 貼る(つぼのり・スティックのり・セロテープ)
- 塗る(ふちどりからの塗り絵)
- 折る(山折り・谷折り)
- 結ぶ(一つ結び・しおり結び・ちょうちょ結び)
- 通す(輪ゴム・ひも)
- ねじる(モール)
- 巻く(ひも)
- こねる(粘土)
です。
これだけできておれば、小学校受験の課題で出る作品は、ほぼ作り上げられるレベルだと思います。
また、小学校受験のことだけではなく、「年長さん5歳児」としても、十分な手先の器用さを備えているとも言えると思います(●’◡’●)
(※ お絵描きについては、また別で書かせていだたことう思います。)
どんな製作?
年長さんであれば、
「1」で挙げた作業を、いくつか組み合わせて、一つの作品を作る。
というものになります。
作業ができることも大切ですが、もう一つ大切なことは
「先生の指示通りに作ることができるか。」です。
どれだけ、「巧緻性」があったとしても、「先生の指示の理解」ができなければ意味がありません。
ですが、長男の塾でのクラスの子を見ていて思ったのは、「製作」に慣れている子は、「先生の指示」もすぐに理解し、作業も早いです。
「1」で挙げている作業のひとつひとつができれば、それらを組み合わせるだけなので、簡単なのでしょうね。
あとは、作業に集中するうちに、机の上がグチャグチャになって、やたらに物を落としてしまう状況に陥ります笑。
机の上で、作業中の文房具はどこに置くのか、机の上を、作業しやすいように整理しつつ、作業を進めていけるというのもとても大切です。
保育園や幼稚園では、道具を入れる「お道具箱」を机に置いて、作業しますので、使ってるものは、お道具箱に入れながらの作業ですが、
小学校受験の「製作(工作)」では、お道具箱がありませんので、指示されたもののみを、机の上に出して作業します。
クーピー、はさみ、のり、セロテープ…など、複数個出して作業をするので、慣れていないうちは特に、机の上が徐々にグチャグチャになってきて、道具をガチャガチャと順番に落としたり…笑🙄
お家で一緒に製作をするときは、「机の上のものを整理しながら、作業する」というのを、教えてあげるのも大切だと思います。
「製作」のためだけではなく、机の上を整理しながら作業やお勉強をするというのは、小学校入学後にも、大切になってくる習慣だと思います👌
長男の場合
長男は、保育園で「製作」はもちろんありましたが、おうちでは塗り絵くらいしかしておらず…
小学校受験を始めた当初は、できないことがたくさんありました。
「切る」「貼る」「塗る」以外は、ほとんど器用にできなかったです。
例えば、「塗る」作業も、小学校受験では、必ず「ふちどり」をしてから塗ります。
長男の塗り絵は、好きなように塗らせていたので、ふと、「ふちどり」って「きれいに塗れるように、こうしようかー🙂」とふんわり説明はしたことがあるけれど、あまりちゃんと伝えられてなかったかな🙄と。
そして、塾の体験授業で、私が衝撃だったのは、いきなり普通に「ちょうちょ結び」の指示が出たことです😱😱😱
「ちょうちょ結び」なんてさせたことがなく…
あのときの、長男の「?の顔」を忘れません。
結構難しいですよね?
ですが、そこから、ほとんど毎日、色んなものに「ちょうちょ結び」をする練習をしました。
すると、毎日の練習の成果が出たのか、1ヶ月もすればできるようになり、8月の模試のときには、空中で「ちょうちょ結び」ができるレベルまで達しました。
「お家で一緒にやるか、やらないか」それだけなのだと思いました。
長男はできないのではなく、やったことがなかった、経験が足りなかっただけなのだと。
やはり、保育園や幼稚園は、多数の子どもを先生が見ないといけないので、先生も物理的に、細かく、子ども一人ひとりの作業の完成度を見られないと思います。
おうちで、お母さんかお父さんが、横について、じっくり見てあげるのが一番だと感じました。
あくまでも「楽しんで作業をして作品を作る。」
これが大切です。
我が子のことなので、横に付いて作業を見ていると、「えっ!これできないのか😶🌫️」とびっくりして、ついつい威圧的に口出ししそうになりますが…
あくまでも、子どもが製作を楽しんでしないと、「自分はできないんだ…」と自信をなくします。
私も、ついつい嫌な言い方で口出ししてしまうときがあり、教え方には気を付けていました💦
うちの場合は、私の反省点でもあるのですが、小学校受験が始まるまでに、もっとおうちで製作関係を一緒にしておけばよかったなーと。
下の子もいるので、今現在もですが、2人がケガなどをしないように、常に安全面でピリピリしていました。
長男が3歳頃から、ハサミなど出そうものなら、「危ない危ない!」と言って、あまりさせていなかったのは私自身だったなと思い返しました。
小学校受験を始めてからは、おうちでとにかく「巧緻性」のトレーニングを一緒に積みました。
「毎日何かは絶対にやる!」と決めて、長男と一緒にしていました。
6月下旬頃からは、毎日1つ作品を作るということにも取り組みました。
1日で仕上がらない作品は、1週間かけてしたり、作品の作業分配は私がしていました。
長男は、ペーパーのあとの製作の時間が大好きで、「工作やるやるー!」と言って、楽しそうに作っていました。
夫が家にいるとき、仕上がった作品を、「お父さん見てみてーできた!」と言って嬉しそうに見せる姿に、私も癒されていました。
うちは、「手でちぎる」作業に苦手意識を持ちがちだったのですが、子どもが苦手なものは、子どもが嫌にならないように、親が上手くアドバイスしてあげるのが大切です。
できなければ、簡単なレベルに下げてあげるのも大切です。
たとえば、曲線をちぎるのが、うまくできなければ、直線をちぎらせ、徐々に曲線を混ぜていく。
私が、長男は「これくらいなら保育園でやっているだろうし、できるだろう🙄」と思っていたことが、「実は知らない、できない」と判明したことが多々ありましたね。
「巧緻性 製作 工作」はおうちで一緒に地道にやりましょう。
うちの場合は、保育園や塾だけではまかなえませんでした。
小学校受験 製作の指示
「製作の指示」には、私が見た限りで、2つのパターンがありました。
一つ一つの作業の指示があり、それ通りに作業していく。
こちらがよくある「製作の指示」かなと思います。
「先生の指示」をしっかりと聞き、集中して進めていき、自分が早くできても、お友達の邪魔をしたり、ゴソゴソ動かない。
次の指示があるまで、静かに待ちます。
上で書いたように、「製作」もひとつひとつの作業の組み合わせなので、次第に慣れてきます。
特別な指示はなく、出来上がった作品を見て、自分で作業していく。
こちらは、とても難易度の高い指示になります。
先生からの指示はなく、製作時間が決められ、出来上がった作品を見ながら、子どもが自分で作業を進めていきます。
たった5歳や6歳の子が、作業の順番も自分で考えて進めていくので、すごいですよね。
ただ、こちらは難易度が高いので、「巧緻性」がある程度仕上がっている、受験本番に近いとき(本番の1ヶ月半前など)にしか、塾でもやっていませんでした。
あまりに早い時期に、この指示方法をすると、子どもができなくて、消化不良を起こす可能性があるからだと思います。
子どもが仕上げた作品を見ると、どの作業ができないのかが、わかりやすく判明するので、弱点克服には良い課題だと思います。
うちは、この過程で、長男が「山折り谷折り」をあまり理解していないことに気づきました。
家で一緒に「山折り谷折り」が作業工程にあるものを作ったり、折り紙で練習したりしました👌
まとめ
「小学校受験 巧緻性 製作 工作」と聞くと、何か特別なものに聞こえますよね。
私は、小学校受験を始めた当初は、「巧緻性(こうちせい)」の読み方すら危うい状態でした💦
ですが、私の感覚としては、年長さん5歳児であれば、「やったことがあるか、やったことがないかだけの違い」だと感じました。
やったことのない作業は、子どもは、「やり方がわからないだけ」です。
うちもそうでしたが、やったことがない作業は、やはりお家で一緒に継続的にやってあげると、そのうち自然にできるようになるものだと思います(●’◡’●)
上で書いたように、「製作」もひとつひとつの作業の組み合わせなので、次第に慣れてきます。
子どもが、慣れて自然にできるようになるまでの期間が、親としてはもどかしく少し焦ることもありましたが…💦
長男も初めは、先生の指示を聞きながら、顔と頭に「?(はてな)」が浮かび過ぎている雰囲気でしたが笑、夏期講習の頃には、慣れてきて、次々に作業できるようになっていました。
「製作って楽しい!」そう子どもが思えるように、導いてあげられるようにしたいですね(●’◡’●)
最後までお読みいただき、ありがとうございます🌸
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